年金分割と年金制度改革
国会では年金制度改革の議論が盛んだ。
リタイア組の私としては、「減るのは困るが、かと言って、若い世代に付けは残したくない」という矛盾した気持ちが正直なところ。
さて、ボランティア活動をしていた時、ある方から、「離婚したいのですが年金分割について教えてください。」という、私にとってはとんでもない難しい質問があった。
色々と本を読んだり新聞に目を凝らしていると、
民間のビジネスパースンや公務員(男女)の配偶者は、基本的に婚姻期間の厚生年金や共済年金を、0.5ずつに、「合意」によって折半出来る、という制度のようである。
但し、くどいようだが、年金額の算定の基礎となる保険料納付実績(厚生年金では保険料年金記録、共済年金では掛金払込記録)の「記録が書き換えられる」ことになるわけだ。
実際に貰える年金がいくらに変動するかは、婚姻期間や双方の収入額(標準報酬)や今後の年金制度改革によっても、かわってくるだろうし・・・。
結局は厚生年金事務所などにお問い合わせください、とお引き取り願った。
・・・でもこんな問題を抱えながら、年の瀬を迎える方々もおられるのだろうなあ、と思っている。