悩みの相談・愚痴など様々な人生の出来事について話し合いましょう。

nayamisoudankun’s blog

人生は悩み多きもの。コラムで悩みを愚痴たり、慰め合ったり。

「老い」と「熟年離婚」について考える

 ある方(お名前は忘れました)が、「時間は平等に流れる」「人は必ず死ぬ」、・・・このことだけは確実だ、と語ったのを記憶している。

 登山家で著名だった田部井淳子氏が今年10月に亡くなられた。私は一度もお会いしたことはないが、彼女のメールを読むのが好きだった(当時あるSNSにはまっており、定期的に彼女のメールを受信していた)。

 本日の日経新聞によれば、「余命3カ月」の診断をされたあとも、「ずっと寝ていたら風景は変わらないし、考えることが小さくなる。生きているうちは楽しまないと。人間は限られた人生しか生きられない」と述べていたとのこと。

 正直なところ、彼女のように前向きに生きていく自信は全くない。

 理想は、年を重ねる毎に円満さと寛容さが広がることだと思うが、現実は益々偏屈にかつ狭量になりつつあるような気がする。

 さて、円満なご家庭のご婦人と思っていた方が、ご主人の退職後一年も経たないうちに離婚されたと聞いた。

 彼女が友人に漏らした言葉は、・・・

 「とにかく退職してからは、パチンコ通いと自宅でテレビを見ているだけ。・・・しかもテレビをみながら、つまんないと口癖のようにボヤク。私には私の大切な人生がある。一軒家も手放さなければならず、賃貸アパートに引っ越す羽目になるけど、絶対離婚する。」

・・・との発言だったとのこと。

 老いて愚痴ることだけは避けなければならない。伴侶のためにも。自分のためにも。

・・・熟年離婚を避けるためにも。