20代ご夫婦・お子様連れの場合の新しい離婚
ある女性(某女史とする)から伺ったことで非常に印象に残った離婚の話がある。
20代の女性から離婚の相談を受けた。ご主人との間で特別の喧嘩・浮気やDVなどもないが、いわゆる「性格の不一致」とでもいうのだろうか、「ぜひ、離婚したい」と言われる。
「主人の話も聞いてください。」という依頼を受け、某女史は承諾した。但し、少し”腑に落ちないこと”があった・・・。職場恋愛で結婚されたとのことであった。
数日後、約束の日、ご主人が彼女の自宅を訪ねてきた。ドアを開けると5~6歳の子供を抱いた男性がいるではないか!
某女史:お子様はどうされたのですか?
男性 :実は昨夜から微熱を出してまして。・・・保育所にも預けられないものですから・・・。
某女史:奥様は・・・?
男性 :仕事です。私も同じ会社で働いています。
色々と男性から話を聞くと、男性も離婚を承諾しているとのこと。男性はキッパリと「働きながら子供を育てます。」と明言した。
日を変えて、今度は女性から話を聞いた。彼女は、涙を流しながら、子供は主人に任せます」と語った。彼女は、「家庭よりは仕事に専念したい」とのことであった。「
某女史は、「昔は女性の役割は子育て」なんて決まり文句のように言われたけど、世の中変わってきたよね、と呟いた。
私も同感である。・・・でも「離婚の選択肢」としてこういうパターンもありかな、と思う。従来の考え方に捕らわれるのではなく、男女が自由な生き方をすればいい、と思う。
今回の場合、お子様とお母さんとの定期的な自由なコンタクトが約束されたのは、言うまでもない。