高齢者の働き方?
働き方改革が政府から発表された。
色々と議論はあるだろうが、長時間労働を規制するのは「健康によくない」、「家族の
為にならない」、「企業にとっても長期的には良くない」などなど、当然だろう。
昔モーレツサラリーマンで、残業・接待・酒をのんでは仕事の愚痴を吐露していた人間として、声高に発言する資格はないが・・・。
昨今高齢者の働き方も色んなパターンがある、と思う。
パターン1.私の住んでいるマンションの管理人さん達。
お二人が週6日の半々を交互に担当しておられる。
お二人とも誠実でよく働いておられる。お昼休みは当然1時間ゆっくり
管理人室で休まれる。正しくなくてはならない存在。
パターン2.公園などで巡回や警備をしておられる。ご本人にとっても健康に良いだ
ろうし・・・。
パターン3.最近目につくのが、コンビニなどで働いておられるシニア層。
立ったままの接客で大変だろうが、収入を確保するためには、やむを得
ない。
パターン4.弁護士・医者や作家など余り定年とは関係のない専門職の方々。
今の年齢になると、正直なところ、「羨ましい存在」だが、長い間勉学
やご苦労を重ねてこられたのだろう、と思う。観方を変えれば高齢者時代
に備えて、定年の無い働き方を事前にプランしておられた方々とも思る。
・・・、単なるサラリーマンで専門的なノウハウがないと将来辛い思いをする時代が来つつある。
これからの若い方々は年金の支給も徐々に遅くなるだろうし、今よりもっと高齢になっても働けというシステムになると思う。
・・・、将来に備えて私は若い方には、「副業」を勧めたい。
宮仕えであれば経営のトップや組織の長を目指すのが当然だろうが、ポストはそう
簡単には得られないし、運や不運・健康の問題などもある。
仕事とは関係あってもなくてもいいが、自分の裁量で自由にできる副業なら、最高
だ、と思う。
日本の文豪で著名な「森鴎外」は軍医の本業を務めつつ、作家の副業をこなして
いたし、「夏目漱石」も学校の先生をしながら作家をしていた時期もあった。
其の段でいけば銀行員で作曲家だった「小椋佳さん」は羨ましい。
自分自身を翻って見てみると、リタイア前に先輩から紹介されたボランティアの
延長線上にいる。サラリーマンの頃、60歳代の自分がボランティアをするなんて、
想像だにしなかった。
わたしは、今、当時の先輩に深く感謝している。
このブログを通じてポツリポツリと自分の例を語っていきたい。