悩みの相談・愚痴など様々な人生の出来事について話し合いましょう。

nayamisoudankun’s blog

人生は悩み多きもの。コラムで悩みを愚痴たり、慰め合ったり。

平和な国、ニッポン。スキー帽の頭の上から、ポカリ!

 先日あるご年配の紳士と話をしていると

紳士:イヤー、日本人の倫理意識てあれこれ言われているが、やはり高いよな!

<私:一体何があったんですか?>

紳士:この前、ある青年(A青年とする、比較的に小柄)から、「喧嘩の仲直りをしたいんだけど、助けてくれませんか。」という相談を受けた。

A青年の話:知合い宅に用事があって車で行き、偶々その家近くに車を駐車した。ところが、その家の隣が居酒屋をやっていて、居酒屋の亭主(B男性とする)が「何故ここに車を止めるんだ!商売の邪魔だ!」と激しく罵った。余りにも酷い言葉だったので、カッとなって、つい、スキー帽を被っていた彼の頭をポカリと殴った(バイクで出かけるためスキー帽を被っていたと思われる)。

 彼は、怒って警官を呼んだ。・・・警官が来て、色々と事情を聞かれたが、最後には、「仲良くしてください」とだけ言われて調書も取られなかった。

 今後とも、知り合い宅には行くし、余り気まずい思いはしたくないので、仲直りをしたい。

<私:それでどうされたんですか?>

紳士:B男性に会いに行った。・・・それが凄い大男だったんだ!

普通ならこんな大男に殴られたら、A男性はぶつ倒れるよ!A青年はよくまあ手を出したもんだねえ。

B男性:仲直りをしたいっていうのなら、病院代とこのためにお店を二日休業したから、その分の費用を出せ!

紳士:失礼ですが、殴られた際はスキー帽を被ってていたんですね。・・・それなら、傷も痛みも無かったのではないですか?

B男性:・・・ムムー・・・

<私:結局どうなったんですか?>

紳士:B男性の話をそのまま伝えたよ。無理強いはできないからね。・・・でもその後、A青年がお礼に来た。A青年曰く「お陰様で、今回の件は水に流してもらえました。病院代は支払いました。」とのこと。

 

 これが例えばアメリカだったら、どちらかがピストルでもぶちかますのではないかな、と思う。また、不謹慎だが小柄なA青年が巨体のB男性を殴っているシーンを想像するとニンマリしてくる。・・・日本は平和な国だ!

 高齢者の類に入ったせいか、電車の優先席でも席を譲られることも偶にある。

 お店で買い物をすると小銭を落とさないようにと、店員さんが手のひらに載せてくれる。

 ・・・有難いという思いと彼らの将来に思いを致すのも大切かな、と思う昨今です。

 

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