悩みの相談・愚痴など様々な人生の出来事について話し合いましょう。

nayamisoudankun’s blog

人生は悩み多きもの。コラムで悩みを愚痴たり、慰め合ったり。

死について考える

 死について考えたい。

 今年喪中の葉書を11月沢山頂戴した。会社の1年先輩の奥様からは「主人が今年亡くなりましたので・・・」という葉書も頂いた。「近いうちに、一杯如何ですか」と誘おうと思っていた矢先だった。

 更に、今春お酒を飲んで賑やかだった身近な方、高校の同級生、なども亡くなった。

 かなり深刻なレベルの癌を宣告され、闘病生活している知り合いもいる。先日お会いしたら、マスクをし、帽子を被っている。「白血球が減り、免疫力が低下しているので」と言われた。帽子は、多分、放射線治療により、毛も薄くなっているのだろう。

・・・まず、「死」に直面した時どうなるのだろうか?

 亡くなった叔母(子供がおらず、我が子同様に可愛がってもらった)の療養している病院から、「本人が会いたがっているので」と連絡を受け、急いで駆け付けたことがある。医師からは「もう意識はありません」と告げられたが、叔母はカッと目を開き自分を見つめたと覚えている。・・・間違いなく、叔母はあの時死の淵で私を見ていた。

 自らのことであるが、今年、運動をしていて急に背中を曲げたとき、激痛が走った。1時間くらい身動きできなかった。・・・あの時の痛み、通常とは違っていた。後ほど、MRIで検査したところ、背骨が部分的に欠損していたことが判明した。一方で「自然治癒の状態になりつつあり、治療は不要」ともいわれた。・・・人間には「蜥蜴」のような再生力もある。

 ・・・死ぬ間際には、あのような痛みが襲ってくるのだろうか、・・・嫌だな。

 ・・・でも人間は必ず「死ぬ」。

 また、永遠の命を持ち続ける人が出来たら、この世は、本当に困ってしまうだろう。

 最近までは、「老いる」や「死ぬ」ということを余り考えなかったが、延命治療や健康食品のアレコレを考えるより、・・・、避けられない「老い」や「死」を静かに考え、どのように自然に受け入れるか、を考えることが大切かな、と”ふと思う”時がある。