日本は労働者保護の後進国?! 非正規労働者の現状
某ボランティア女史が嘆いている。
、、、とにかく、建設業と飲食業は殆んどのお店がブラック企業。
① 若者を雇用しているのに雇用契約書すら渡さない。
日給8千円、や、時給1千円の口約束だけ。
② 残業代を払わない。
労働基準法で残業代の支払は義務付けられている。刑罰法規なのに(つまり違反
すれば、場合によっては、臭い飯も食ってもらう罰則だ)。
③ パワハラやセクハラがまかり通っている。
東日本震災の復興工事で違法な危険な労働をさせたり、原発処理に伴う手当などが
支払われていない、など。
牛丼のすき家事件・マクドナルドの名ばかり店長など・・・、飲食業関係は枚挙す
ればきりがない。
④ 従って、こういった職場では開発途上国の若者たちを多く見かける。
今の日本で、飲食店やコンビニで、外国人労働者を見かけないのは珍しいだろう。
「敢えていうが」、と彼女、「外国人労働者を雇用するのに反対するのではない」と
のこと。
「法律を犯して労働者を働かせる企業のやり方に怒っている」「また、こんな企業は
日本人の若者も酷使している」との意見であった。
「電通の高橋さんの痛ましい事件を契機にもっと広く社会を見て欲しい、労働者を
守る法律に関心をもってもらいたい」、とのことであった。
日本も時代と共に変わりつつある、と思う。韓国のデモなどには、社会に広がった
格差への怒りが根底にある、と言われている。
・・・、世の中の改善にはみんなの幅広い関心と協力が必要だ、と思う。労働者
も経営者も。・・・、それを怠れば、社会で蓄積された不満は暴発する。